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株式会社JVCケンウッドは、JVCブランドより、ハイレゾ音源の再生に対応し、インドアでもアウトドアでも、様々な音源をより高音質で楽しめるポータブルヘッドホンアンプ「SU-AX7」を5月下旬より発売します。本機は、非ハイレゾ音源をハイレゾ化するとともに、ハイレゾ音源もより高音質化するNew「K2テクノロジー」を搭載。 さらに、当社の音響技術を結集した高音質設計と、高音質D/Aコンバーター、内蔵アンプにより、インドアでもアウトドアでも、様々な音源を高音質化して楽しめます。また、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生が可能なUSBオーディオ対応に加え、iPhone/iPod/iPadをはじめ、パソコン、ポータブルハイレゾプレーヤーなど、多様な機器とのデジタル接続に対応します。
http://www3.jvckenwood.com/press/2014/su-ax7.html

DACにはAK4390、ヘッドホンアンプにはTPA6120が採用されているそうです。
サイズや駆動時間はライバルになるであろう機種と比べたら可もなく不可もなくと言った感じでしょうか。

では、このヘッドフォンアンプの武器はどこなのでしょうか。


New「K2テクノロジー」

「K2テクノロジー」はJVC独自の高音質化技術。スタジオで収録されたアナログ音源をデジタル音源に変換・圧縮する際、どうしても失われてしまう音楽情報を再生成し、原音に極めて忠実な高音質で再生します。
「SU-AX7」には、この高音質化技術をさらに進化させたNew「K2テクノロジー」を搭載しています。

 音楽信号に対し、“ビット拡張”、“周波数帯域拡張”、“波形補正”を行い、非ハイレゾ音源をハイレゾ化するとともに、ハイレゾ音源もより高音質化してマスター音源のクオリティに近づける当社独自の高音質化技術New「K2テクノロジー｣を塔載。音楽コンテンツの原音が持つニュアンスや空気感をより繊細に表現します。
http://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone-amp/su-ax7/index.html

K2テクノロジーは以前からビクターの製品に使われていましたが、今回はそれにNewがついています。他社にも高音補正機能をつけた商品はありますが、今回のNewK2テクノロジーは、非ハイレゾ音源を最大192khz/24bitへハイレゾ化してくれる、近づけてくれるそうです。

あまり大きな期待はしていませんが、気になる事に変わりはありません。
そして、もうひとつはこれ。


fホールシャーシ　フローティング構造

非磁性ステンレスを使用した高剛性シャーシに、ｆホールを開けることでしなやかさをプラス。緻密に計算された形状で、振動を最適調整。音を柔らかくほぐし、豊かで自然な響きを実現します。  

回路基板を外装ケースのレールで固定せず、金属シャーシにマウントした上でフローティング（浮かせる）させることで、外部振動の影響をシャットアウト。使用環境を問わず、高音質再生を実現します。

人によっては「そんなオカルトありえません！」のこの構造ですが、JVCの堀田氏によれば、振動解析とシミュレーションによる検討の末この形に行きついたとか。

詳しい内容はITmediaさんがインタビューされていますので、気になる方はそちらを読まれると推奨します。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1405/08/news018.html







そんなJVC初となるヘッドフォンアンプ「SU-AX7」の発売時期は5月下旬

価格はオープンプライスとなっていますが、店頭予想価格は55,000円前後だそうです。

果たして同価格帯のライバルに対抗できるのでしょうか？楽しみです。